どんなに優れ物の野菜工場出現でも、家庭菜園は不滅!?

私の唯一の趣味!?は、加齢に伴う肉体的(特に下半身)衰えの進行を止めんが為に始めた、家庭菜園(約80坪)。現役の物書き業を続けながら、週1回・原則土曜日に車で15分程度にある畑に出る。週1ゆえ、絶えず作業後2−3日は筋肉痛に悩まされてはいるが、実益も伴う体力維持策と老体に言い聞かせ、開始5年目になる。
そんな私に、ショックな知らせが届いた。

3月21日、住宅メーカーの大和ハウスが、「4月5日にも、植物(野菜)工場事業に進出する」と発表したのである。
現在、全国で30余か所の野菜工場が運営されている。JFEやキューピーなど大手資本も子会社を介し、参入している。
もっとも、大和ハウスの野菜工場事業というのは、工場の運営にはあらず。野菜工場という「箱」を売ろうというのである。ニュースリリースの、「設置面積3坪から可能」という部分に脅威!?を感じ、同社に電話取材を試みた。以下は、先方の説明を要約したものである。

① コンテナ型に見られるように、住宅メーカーならではの野菜工場。ユニット内で光・温度を自動制御する。
② 設置面積は3坪、高さ2・6mから可能で、20余種類の野菜の安定栽培ができる。
③ 主たる商圏としては、郊外型を中心に飲食店を視野に入れている。
④ 既に今夏、高齢者施設への納入が決まっている他、想定外だったホテルを含め引き合いが多く、順調な滑り出しを予想している。
⑤ 当面年間1000棟の販売を目指している。

この範囲の説明を受けた段階では、胸を撫で下ろし始めていた。
が、ドキッとしたのは、次なる一言が電話口の向こうから聞こえた時だった。
「コンテナのより小型化も視野に入れている」
怖いもの知りたさ!?から、聞いた。
「より小型化することで、どんな展開を考えているのでしょうか」
返ってきた答えは、こうだった。

「空き店舗を活用し、小型野菜工場集合棟とか、自前の給食制を執っている学校への売り込み、それに家庭の敷地内の野菜工場なども可能かと考えている」
ウーンと唸ったが、当面展開する標準ユニットの価格を聞いて、いささか安堵した。550万円から。どんなに小型化しても、果たして家の庭に設置する需要があるだろうか!?

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